生理不順という時点で既に子宮筋腫を持っている可能性

子宮筋腫が女性によくある病気と言っても、筋腫がある女性とない女性、症状が軽い女性と重いなど現実にはさまざまな女性がいます。
子宮筋腫の原因は明らかになっていませんが、実際に筋腫ができやすい女性がいるのは否定できないようです。

妊娠、出産経験が少ない女性は筋腫が発生する可能性が高いと言われています。
これは女性の生活環境が激変して晩婚化が進み、子どもを産む回数が減った現代の女性に子宮筋腫が増えていることにもつながっています。

またピルなどのホルモン剤を服用していた人も筋腫が発生しやすくなります。
これは筋腫が女性ホルモンと深い関わりがあることから、ホルモン剤の服用によって女性ホルモンが過剰になるためだと考えられます。

また、不規則な生活やストレスによる免疫力が低下している女性も筋腫が発生しやすくなります。
ストレスは筋腫に限らず健康を害するものですが、ストレスによってホルモンのバランスが崩れることや、免疫力の低下によって筋腫の発生を抑える力が足りなくなることが原因だと考えられます。
また中国医学ではストレスにより血が滞ることが筋腫の原因になると考えられています。

20代後半以降で生理不順の女性は子宮筋腫ができやすいと言う説もあります。
これは明確ではなく、生理不順という時点で既に子宮筋腫を持っている可能性が考えられます。
特に頻発月経の場合は婦人科の検査を受けることが望まれます。

また遺伝による発生も多いことが分かっています。
家族や親族に子宮筋腫の女性がいる場合は特に注意する必要があるでしょう。